2019年12月22日(日) クリスマス記念礼拝 「今日は救いの日」

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2019年12月22日(日) クリスマス記念礼拝 「今日は救いの日」

詩篇118篇24-25節
118:24 これは主が設けられた日であって、われらはこの日に喜び楽しむであろう。
118:25 主よ、どうぞわれらをお救いください。主よ、どうぞわれらを栄えさせてください。

ルカ2章8-14節
2:8 さて、この地方で羊飼たちが夜、野宿しながら羊の群れの番をしていた。
2:9 すると主の御使が現れ、主の栄光が彼らをめぐり照したので、彼らは非常に恐れた。
2:10 御使は言った、「恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。
2:11 きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。
2:12 あなたがたは、幼な子が布にくるまって飼葉おけの中に寝かしてあるのを見るであろう。それが、あなたがたに与えられるしるしである」。
2:13 するとたちまち、おびただしい天の軍勢が現れ、御使と一緒になって神をさんびして言った、
2:14 「いと高きところでは、神に栄光があるように、地の上では、み心にかなう人々に平和があるように」。
詩編 118篇24-25節

1.今日という特別な日
118:24 これは主が設けられた日であって、われらはこの日に喜び楽しむであろう。
この箇所を新共同訳聖書は「今日こそ主の御業の日。今日を喜び祝い、喜び躍ろう。」と訳しています。特別な日が「この日」「今日」と言われていることが良く判ります。「この日」「今日」とは、昨日、今日、明日といった日常的な時間の流れに“神が介入してこられた”日です。


2.神の訪れクリスマス 救いの始まり 大きな喜びの到来
新約聖書には世界で初めてクリスマスを迎えた時のことが記されています。
ルカ2:10-11 御使は言った、「恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。/きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。
クリスマスは、神が、救い主イエス・キリストを私たちの世界に遣わされた特別な「今日」です。この日を起点として、イエス・キリストの十字架(罪の解決)と復活(罪の赦しと永遠の命の保証)、そして全世界に向けた福音宣教という神の御業が始まったのです。ですから、
118:24 これは主が設けられた日であって、われらはこの日に喜び楽しむであろう。
と詩篇記者が歌ったのは、神の御業の前触れです。


3.誰にも与えられる「今日」
この「今日」と言う救いと喜び日は、「すべての民に与えられる」(ルカ2:10)のです。いつでも誰にでも起こり得ます。
黙示録3:20 見よ、わたしは戸の外に立ってたたいている。だれでも、わたしの声を聞いて戸を開けるなら、わたしはその人のところに入って彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。
マタイ28:20 …見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」。
救い主イエスの方から、私たちのところに来て下さっています。そのことに私たちが気付くかどうか、迎え入れるか閉め出すかの違いです。


4.「今日」を喜ぶ
イエスの訪れに気づいてイエスを迎えた入れ、大喜びする男性の様子が描かれた聖書箇所があります。
ルカ19:5-9 イエスは、その場所にこられたとき、上を見あげて言われた、「ザアカイよ、急いで下りてきなさい。きょう、あなたの家に泊まることにしているから」。/そこでザアカイは急いでおりてきて、よろこんでイエスを迎え入れた。/人々はみな、これを見てつぶやき、「彼は罪人の家にはいって客となった」と言った。/ザアカイは立って主に言った、「主よ、わたしは誓って自分の財産の半分を貧民に施します。また、もしだれかから不正な取立てをしていましたら、それを四倍にして返します」。/イエスは彼に言われた、「きょう、救がこの家にきた…。
ここでイエスが「主」と呼ばれていますが、“主従関係における主人”ではなく、“契約を守って救って下さる方”の意味です。ザアカイは自分の所に、救いの契約を完成するイエスが来て下さった「今日」を喜び楽しんだのです。誰であっても、どの様な境遇に生きていようとも、主イエスを迎え入れる人には「大きな喜び」がもたらされます。


5.毎日が「今日」
旧約聖書にこの様な言葉が記されています。
イザヤ40:8 草は枯れ、花はしぼむ。しかし、われわれの神の言葉はとこしえに変ることはない」。
ここで、思うことがあります。「神の言葉はとこしえに変ることはない」ことを信じていても、「草は枯れ、花はしぼむ」如く私たちは加齢や病気で衰えます。ですが、
Ⅱコリント4:15-16 すべてのことは、あなたがたの益であって、恵みがますます多くの人に増し加わるにつれ、感謝が満ちあふれて、神の栄光となるのである。/だから、わたしたちは落胆しない。たといわたしたちの外なる人は滅びても、内なる人は日ごとに新しくされていく。
私たちが老いて外なる肉体は衰えても、私たちの内なる人格と霊魂は天の御国を受け継ぐに相応しく「日々新たにされていく」のです。私たちキリスト者にとっては毎日が「今日」なのです。ここに老いを生きる目的と喜びがあります。


6.人生最後の「今日」
ところで、主イエスを迎え入れる人にも拒む人にも、人生最後の「今日」が訪れます。それは肉体的・医学的な死です。
伝道の書3:1-2,11 天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。生るるに時があり、死ぬるに時があり、植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり、/中略/神のなされることは皆その時にかなって美しい。神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた。それでもなお、人は神のなされるわざを初めから終りまで見きわめることはできない。
人の死は、神の御手によってこの世から取り去られることです。しかし私たち信仰者の死は、天の御国への“お引っ越し”です。
主イエスの十字架刑の刑場で、次のような言葉のやり取りがありました。
ルカ23:42-43 …「イエスよ、あなたが御国の権威をもっておいでになる時には、わたしを思い出してください」。/イエスは言われた、「よく言っておくが、あなたはきょう、わたしと一緒にパラダイスにいるであろう」。
私たちキリスト者にとっての死は、主イエスの言葉通りです。


6.クリスマスを祝う私たち
今では、救いの御業が為される「今日」と言う日は、いつでも何処でも私たちに訪れます。その起点がクリスマスです。
2:10-11 御使は言った、「恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える/きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。
私たちは、この記念すべき日に、喜びを共にし分かち合いたいものです。


■この日の信仰告白
ウェストミンスター小教理問答 問20~22
■この日の讃美歌
 103番「牧人ひつじを 守れるその宵」
 106番「あら野のはてに 夕日は落ちて」
 109番「きよしこのよる 星はひかり」

 

 

 

 

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